挑戦を、この街の伝統に。人づくり、まちづくり

インタビュー
soccer ball in goal
西川 圭史( にしかわ けいし)
株式会社 石川ツエーゲン 
代表取締役 ゼネラルマネージャー
座右の銘: 敵を知り己を知らば百戦危うからず

社会と連携する活動

 Jリーグは「豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達に寄与する」という理念のもと、サッカーだけではなく地元に根ざし、さまざまなスポーツを通じて、社会連携活動という地域貢献活動を行ってきました。Jリーグ初代の川淵チェアマンも、これを大事にしていこうということでありました。私たちツエーゲン金沢は、さらにもう一歩踏み込み、持ち得る人的ネットワークや人的支援、そしてクラブなりのブランド力などを活用しながら地域の課題を解決していく取り組みをしていきます。
 2018年度におけるJリーグ各クラブの地域貢献活動は、ひとクラブあたり年間で平均370回です。ツエーゲン金沢も270回程と、毎日のように何らかの地域活動を行っています。

キッズキャラバン

 幼稚園や保育園を回るキッズキャラバンが非常に好評で去年は56回行いました。子どもたちと1 時間ほど触れあうくらいなのですが、親しみやすいようにコーチをあだ名で呼んでもらい、楽しみながらやっています。同じ園には年に一度しか行けないのですが1年後に訪れてもコーチの名前を覚えてくれています。子どもたちにとっては1年前の1時間というのは楽しくて貴重な体験だったのだと思います。ほんとうに子どもたちは目を輝かせてやっています。サッカーは集団スポーツですので友達との関わりやコミュニケーション力などを培うきっかけにもなります。「楽しさ」を小さな頃から教えてあげることはすごく大切なことだと思います。今は外で遊んでいる子どもをあまり見掛けないですし、友達といてもゲームをしていることが多いようです。子どもたちにはもっと外で元気に遊んでほしいですね。子どもたちが元気に外で走り回っている社会は活力のある社会です。ですから、石川のスポーツチームとして「元気」に貢献したいといつも思っています。

アカデミー活動

 プロの指導者がコーチとして小学生から高校生を教えています。また、親子サッカー教室もあり、親御さんが体を動かすきっかけになっています。

職業講話

 小中学校で行われている職業講話へも積極的に出向いています。さまざまな職業の方が招かれ、その方の人生や職業を紹介しながら夢を持つことの大切さなどを伝えていくという内容です。2月は出向く回数が特に多く今年は既に23校も伺っています。

ふれあい

 障害を持った方の施設で子どもたちのためにサッカー教室を週2 回開いています。また2018年にはブラインドサッカーチームを立ち上げました。このチームは健常者と目の不自由な方とのミックスのチームで北陸ではツエーゲンにしかありません。このように、障害を持たれた方との接点づくりや輝ける場を提供しています。このような活動をはじめ、重度の精神疾患を持たれた方のリハビリとしてのサッカー教室なども行っています。生徒さんはその日によってコンディションがまったく違いますから、施設のスタッフの方についていただき事前打ち合わせをしながらの教室です。なかには体を動かしたいという欲求がある方もいらっしゃいますので、少しでも気持ちが晴れるような形で取り組んでいます。ツエーゲンの活動が始まってから穏やかな性格に変化したなどという声を聞く度に、ますますこの活動が意義のあることだと感じています。

挑戦する姿挑戦する姿

 クラブの理念として「挑戦を、この街の伝統に。」を掲げています。石川県は伝統が豊かなところです。その伝統は、ただ漫然としてあるわけではなく、先人たちが常に挑戦し続けたからこそのものだと思います。スポーツはプレーするだけではなく「見る」や「支える」などを含めてスポーツ文化といえます。それを地域に根付かせ伝統となるよう挑戦します。最近では何事にも前向きで挑戦する若い人たちが少ないと感じています。ツエーゲンの挑戦する姿勢が良い影響となればいいと思います。また、スポーツクラブとしてこの地域に何が提供できるのだろうかと考え「つなぐ、楽しむ、夢見る、育てる、つくる」を掲げて活動をしています。

豊かさとスポーツ

 豊かなまちづくりには人の豊かさが必要であり、個々の人たちがいかに豊かに暮らせるかが大切な要素だと思います。それにはJ リーグの理念にもあるように心と体の健康が必要です。長生きしても健康で体を動かせないと楽しい老後は送れません。スポーツチームとして貢献したいところです。三年ほど前に開講した大人のサッカークラスは、ひとクラス20人でのスタートでしたが、早々に三つのクラスが定員に達し今年はクラスをふたつ増やします。クラスには年齢や性別での区切りはなく20歳から60歳を超える方までいらっしゃいます。中には60歳になって始めてスポーツ店にスパイクを買いに行ったという方もいて、体を動かしたいというニーズがあるのを実感しています。体を動かす事もそうですが、J1の名古屋グランパスさんやセレッソ大阪さんなど大人のクラスとの対抗戦などにも遠征していることなども楽しさにつながっているのだと思います。

楽しみながら

 サッカーファンにとっては週末の試合観戦への期待がその週を頑張る原動力となっています。勝つとその週を頑張れますし、負けたら落ち込みもしますが次への期待と楽しみでまた頑張れます。心の健康に大いに貢献できていると思っています。そういう意味ではクラブがより強くなりJ1にあがっていくということも大事だと思います。しかし、試合の勝ち負けは誰もコントロールできるものではありません。当然どのチームも勝ちたくてプレーをしています。勝つこともあれば負けることもあります。そんななか勝っても負けても家族で来て楽しんでいただけるスタジアムを目指しています。お子さんが喜ぶ『クレヨンしんちゃん』や『うんこドリル』、ギャル雑誌の『egg 』とコラボして、モデルのような格好をした選手の撮影をはじめ、いろいろなコラボやグルメ企画などサッカーだけにこだわらない多くの楽しみも提供していきます。

つなぐということ

 現在、一試合で平均5,200人のお客さまがスタジアムを訪れ、多い時には1万3千人も入ったことがあるほどです年間21試合が石川県でありますのでトータルで10万人を超えるお客さまが来場します。中でも家族連れ、三世代で見に来られる方が大変多いですね。心の豊かさを考えるうえで夫婦や家族の結びつきは大事なことです。幾つかエピソードを耳にしました。子どもが成人し手元から離れてしまい、張り合いが無く楽しみもないというご夫婦が、あるきっかけでツエーゲンの試合を見にいったら二人とも大好きになったそうです。平日も練習をふたりで見に行ったりアウェーにも行ったりして、再び夫婦で楽しい時間を共有できるようになったという話があります。また、あるご家庭では子どもたちが大きくなり部活や友達との活動が多くなり、家族そろって行動することが少なかったそうですが、ツエーゲンの試合だけは家族そろって見に行くそうです。このように絆を深めるお手伝いができていることは、大事なところだと感じています。

ベトナムデー

 石川県はベトナム人の在住者数が3,400人と中国人に次いで多いのです。東南アジアの国々の多くは、サッカーが国技といわれるほど圧倒的な人気のあるスポーツでベトナムもご多分に漏れません。石川県在住のベトナムの方たちも自分たちでユニフォームを作り、チームを結成して週末ごとにあちこちの公園で対抗戦をしているようです。私たちを応援してくださっているスポンサーの企業さまは製造業も多くベトナムの方をたくさん雇っていらっしゃいます。そういうなかでベトナムの方々への福利厚生というのでしょうか「仕事だけではなく楽しさを」ということで無料ご招待を行いました。有り難いことに在住されている皆さんのうち一割ほどの方が来てくださいました。これからもっとベトナムの方が増えるでしょうから、日本の社会との接点を作らなければいけません。サッカーを通じてもっと日本人と交流できる場とコミュニティーの接点を作れたらよいと思います。

台湾遠征

台湾との交流事業

 台湾との交流事業は今年で三年目になります。金沢市と姉妹都市ということもあり台南市(台湾) で少年サッカー大会の「ツエーゲン金沢カップ」を主催しています。台湾全土から8チームほどが集まり、金沢からはツエーゲンの生徒が行き交流試合をします。互いにホームステイをして子どもたちもスポーツを通じての国際交流です。初年度の大会最終日に開いてくださった送別会でのことです。私のテーブルの周りには偉い方々が席に着いてくださっていましたが、言葉が通じずコミュニケーションがなかなかとれません。みなさん、ただ黙々と食べいるだけでした。ところがどうでしょう。子どもたちは互いに言葉が通じないなかで、みんなはしゃいで楽しそうです。子どもたちは本当に意思の疎通が早く、明るく屈託がありません。そして最後は別れを惜しんで、みんな涙していました。最初は不安からなのか、おなかが痛くなった子がいたほどでしたのに、わずか二泊の間に一気にコミュニケーションをとる子どもたちはすごいです。やはり小さな頃からさまざまな経験をさせてあげることは大切なことですね。

石川県のサッカー

 身近である地元にプロチームがありプロ選手がいるということは、サッカーをしている子どもたちにとって大きな励みになるだろうと思います。ところがツエーゲンには石川県出身の選手が二人しかいません。J1からJ3まで合わせて1,600人くらいいるプロサッカー選手のなかでも石川県出身の選手は5人ほどです。この世界は厳しく、例えば高校サッカーで全国優勝したチームのメンバーであっても、なかなかプロ選手にはなれないのです。しかし石川県の人口比率からみると15人くらいはプロ選手がいてもなんらおかしくありません。私たちの下部組織で子どもたちをプロ選手に育ててあげることを目的とした小学校・中学校・高校のチームがありますが、それだけではなく地域での協会の仕事をいっしょにしながら、県全体のレベルアップを図っています。なにごとにも育成が必要です。もちろん指導者の質もそうですがレベルが年々上がってきています。ツエーゲンの選手もそうですし、日本代表やオリンピック代表と言われるような優秀な選手が今後もっとコンスタントに出てくるようになればいいですね。それには子どもたちを育てることが大事であり、ツエーゲンとしても投資が必要だと考えています。そうでなければ地域に根付いたチームにはならないと思います。郷土出身の選手の活躍を気にされる方は多いと思います。今年は遊学館高校の上田選手が高校に通いながらツエーゲンの高校生のチームでプレーして、トップチームに上がりました。彼は年代別日本代表に入り日の丸をつけて海外遠征をしています。他の年代でも選ばれるなど少しずつですが優秀な子も出てきています。一昨年の年末は全日本U15サッカー選手権に出場し日本一を争うなか、準優勝を果たしました。J1の下部組織をどんどん破って大活躍でした。少しずつですが成果がでているのだと実感しています。

価値をつくる

 スポーツの良さは性別や年代を超えてコミュニケーションのツールになりやすいというところです。ツエーゲンを中心にいろいろな人たちが集まり、そこからまた新たなものが生まれていき、さまざまな意味で地域のプラットホームとなればいいですね。切り口はスポーツとして、観戦やスタジアムに関係したところです。今はI T技術などさまざまな場所で先端の技術が使われています。そのような技術を生かしたり実証実験をしたりすることも新しい価値を生みだすことにつながって行くのだと思います。例えばスタジアムに来たら自動でチェックイン機能が働き、選手に関する情報やさまざまなデータなどがその人のスマホに入ってくる。マクドナルドのように事前のネット注文サービスがあり席までのデリバリーがある。将来的にはテレビの試合中継が3D映像で見られるかも知れません。私たちが思いもつかないようなことを最新技術に明るい方々が提案してくださることで、より新しいサービスがこれから出て来る可能性がありますし、新しい価値を作り出します。また、最先端技術の応用もそうですが、個人的にも興味がある農業分野の振興にスポーツを通じて貢献できたらいいと思います。自分たちの手で経営をして雇用を生み出し、地域の人と組んで採れた食材をスタジアムで食べられるようにしたら面白いでしょうね。いろいろなものをみるとき、いろいろな切り口から違った目で見ると、楽しい感じで見てもらえます。

スポーツとまちづくり

 石川県にはサッカー以外にも多くのスポーツチームがあり、中でもバスケットボールのチームと思いを同じくして連携活動をしています。今はアカデミーという形でサッカー選手を育てていますがサッカーだけではなく、いろいろなスポーツのトップアスリートを育てたいという思いがあります。石川県は食や緑も豊かで比較的災害も少ない安全な地域です。そのうえ立地的にも大阪、名古屋、東京など大都市圏からのアクセスも良いです。ですから県外からもトップアスリートが集まり、この地から育って行くということができたらいいですね。また、アスリートたちが現役を退いた後もセカンドキャリアとして自立ができるまちをつくりたいとも思います。アスリートとしてトップに立った人は現役を退いた後もテレビに出たり講演活動をしたりしてその世界で食べていけますが、それ以外の人はなかなかスポーツの世界で食べて行くのは難しいのが現状です。トップアスリートたちが常に集まり、レベルの高い指導が受けられる環境があり、現役を退いたアスリートたちも自分たちの得意なことや経験を子どもたちに伝えることで食べていけるまちにできたらいいですね。それに幼稚園や保育園にいろいろな種目のトップアスリートが頻繁に来るのは、大変良いことだと思います。

ヨーロッパでは

 ヨーロッパの学校には日本のような部活はありません。部活というのは日本と韓国ぐらいしかないらしいですね。ですからヨーロッパではスポーツをするには、まず地域のスポーツクラブに入ることになります。有名なメッシ選手がいるサッカーチームのバルセロナもサッカーだけではなく、総合型スポーツクラブです。サッカーやバスケットボールなどのプロチームが4チームもあります。そしてアマチュアは陸上をはじめ10チームぐらいを抱えています。このようにトップチームはもちろん地域の人たちも、みんな整った施設と素晴らしい環境の中でスポーツができるわけです。子どもからお年寄りまで生涯にわたりスポーツを良い環境で楽しめることは豊かなことです。ヨーロッパには総合型スポーツクラブが多く100年以上の歴史があります。みんな地元のチームが大好きですし、そのクラブで自分も育ったという人も大勢いますから愛着が強いわけです。みんな自分の町とサッカークラブを愛しています。石川県も徐々に施設や設備は増えてはいますが、まだまだ、あまり管理が行き届いていないグラウンドでプレーしています。日本でもあらゆる年代の人が良い環境でプレーできるようになるとよいですね。

積み重ね

 私は元サッカー選手ではなく、ツエーゲンに加わる前は銀行員でした。まちづくりや人づくりに携わりたいと思いながらも入行しました。数年後そのような思いが通じたのでしょうか、たまたまご縁があり声をかけていただき、ツエーゲンに加わることになりました。サッカーというより、サッカーを通じて、やりたかったまちづくりや人づくりに関わることができると思ったのです。まちづくりや人づくりとはいうものの、なかなか一朝一夕にできるものではありません。長い時がかかります。加わって9年を迎えましたが、ようやく少しずつ活動ができているというところです。キッズキャラバンなども、たくさんのご縁でお声をかけていただき、今ではすべて受けいれられないくらいに広がってきています。日々の積み重ねがあったからこそ声をかけていただき、今できていることが、できるようになったということです。それは信頼の積み重ねでもあったのだと思います。

応援するチームがある

 スポーツというものがまだ身近ではないという思いがあります。特にスポーツ観戦という点においては、まだまだではないでしょうか。皆さんは家庭でテレビ観戦はしますが、実際にスタジアムへ足を運んで観戦される方はまだまだ少なく、ようやくホームゲームの平均入場者数が5,000人になってきたところです。皆さんはオリンピックでは日本の選手を当然のように応援すると思います。それは日本の代表だからという思いで応援されているはずです。それと同じようにツエーゲンは、より身近な地元石川のチームです。オリンピックは4年に一度の開催ですが、サッカーは週末ごとに試合があり、ホームゲームでは二週間に1回のペースで行われています。地元のチームを応援するようになることで、心の張りが出てくると思いますので、皆さんにはもっとスタジアムに来ていただいて、その楽しさを知ってほしいです。また、来ていただけると楽しさがより分かると思いますし、観戦しているだけではなく、自分でやりたくなってくると思います。学生時代にスポーツをやっていたものの社会人となりスポーツから離れてしまった方は多いと思いますので、その方たちが再びスポーツをするきっかけになればうれしいです。

イベントとファンクラブ

 J1のなかで川崎フロンターレさんはスタジアムでのイベントが大変充実していて、ずばぬけています。サッカーファンの中でJ1 なら川崎フロンターレ、J2ならツエーゲン金沢と言われるほどスタジアムでのイベントが大変充実しているのですが、もう少し多くの人に知ってほしいです。ファンの方にはイベントを大いに楽しんでいただいていますが、来たことがない人たちにその楽しさを伝えるのはなかなか難しいもので、フェイスブックなどSNSで情報を発信しても興味のある人に届くばかりですが、あまり興味の無い人にも知っていただき、イベントにお越しいただきたいと思います。

これから

 チームを強くするにはお金が必要です。良い選手を獲れないと、なかなか勝てないのも事実です。そういう意味で大小400社以上の企業さまに、いろいろな形でサポートをいただいていますが、底辺をもっと広げなければいけないという課題もあります。また人が少ない組織ですので、これまでは個々のスタッフが力を発揮して頑張っていたところを、今は組織として有機的にどのように活動していこうかと考えています。内部のマネジメントや精神的な面もそうです。ここ数年は人事の制度を見直すなどしてやってきました。人をしっかり育てていくことは大事で、力を入れてやってきたところです。スタッフが育つとおのずとできる事が増えていきます。それもあってか少ない人数の運営である割には、社会に影響を与えるような大きなことをたくさんやっています。もっと周りの人を巻き込みいろんな分野でパートナーを見つけながらやっていくと、これまで以上に大きなことができるのではないかと思っています。そして地域の活動などを常に一緒にやってくださる協力者をたくさん見つけていきたいと思います。

西川 圭史 
2020年2月20日

株式会社 石川ツエーゲン

ツエーゲン金沢 https://www.zweigen-kanazawa.jp/

  • 1956 年 前身となる「金沢サッカークラブ」誕生
  • 2006 年 石川県初のJリーグ入りを目指し「ツエーゲン金沢」として生まれ変わる
  • 2008 年 ホームタウンの一つである津幡町にサッカースクールを設立
  • 2009 年 全国地域リーグ決勝大会で3 位となり、入れ替え戦の末JFL へ昇格、ジュニアユースチーム発足
  • 2013 年 当時発足されたJ3 への加盟基準を満たし、この年にJ3 優勝J2 昇格
  • 2019 年 「挑戦を、この街の伝統に。」をクラブ理念に掲げクラブ全体で様々なことに挑戦する方針の打ち出し

チームの名称の由来 

ドイツ語で「2」を意味する「Zwei(ツヴァイ)」と「進む」を意味する「Gehen(ゲーン)」を合わせた造語。「チームと地域、サポーターが共に進んでいく」という意味が込められてる。
金沢弁で「強いんだ!(つえーげん!)」の意味も併せ持つ。
エンブレムは石川県花の「クロユリ」がモチーフ
石川県を代表するクラブ、県民に愛されるチームを目指す想いが込められる